阿弥陀岳・北西稜(敗退)/赤岳 (2月6~7日)

今までこの時期は阿弥陀岳の南稜に行っていたが、今年は趣向を変えて、同じく阿弥陀岳の北西稜へ。ただ、今回の八ヶ岳の気温は非常に低く、あまりの寒さに北西稜からの登頂は断念。もう少し暖かくなってから、また挑戦する予定。また、別働隊として、赤岳には登頂成功。ただ、こちらも非常に寒く快適な登山ではなかったとのこと。

メンバー:8名



#東京発~現地へ

朝9時に美濃戸口にを出発し、林道を歩いて行く。気温も先週と同じように低い。


いつもとは違い、美濃戸山荘から南沢のほうに歩いて行く。途中、カモシカが目の前を横切って行った。それにしても、気温が上がらず、指先が痛くなるほど。



#テント場到着

今回は阿弥陀岳の北西稜なので、行者小屋近くの雪原の手前にテントを張る。テントを張り終わったのち、北西稜までのルートの確認に行く。途中までは、ちゃんと踏み跡が残っていたが、その先はラッセル。15時を回ったところで、あまりの気温の低さと、風の強さにテントに戻る。


テントに戻り、一息。


とりあえず、お湯を作って体を温める。あとは、つまみを取りながら、ゆっくり過ごす。6人用テントに8人が入ったので少々狭い。


夕食はいつもの通り、雑煮。



#北西稜組と赤岳組に分かれて出発

昨日に引き続き、猛烈な寒さ。北西稜からの登頂はあきらめ、取りつきの確認だけをしに行く。8時出発。


すでに北西稜に取りついているパーティがおり、踏み跡が残っていたので、それを頼りに進む。



#露岩に到着

テント場から1時間ほどで露岩まで到着。ここまで出ると、風が直接あたり、顔や手が凍傷になりそう。


露岩上で北西稜をバックに写真を撮って下山。ここから見える小ピーク上に4、5人いたが、彼らはなかなか動かず。


露岩から見た赤岳方面。


同じく大同心。



#露岩からテント場へ

下りは楽。


下山の途中の開けたところで休憩。


北西稜を眺める。右の出っ張りが露岩。



#テント場到着

日陰なので太陽が上がってもあまりあたたくならない。昨夜は日本酒もゲル状に凍るほどの寒さ。テントの中に入り、ガスを使って体を温める。


天気は最高にいいが、気温が低い。



#赤岳登頂

赤岳登頂組も猛烈な寒さのなか登頂成功。


富士山も見えた。



#撤収

3時半、下山開始。



雪原から見た北西稜。



#赤岳山荘

1時間ほどで赤岳山荘へ到着。肉うどんを食べて美濃戸口へ。


赤岳山荘のすぐ下で、カモシカの集団に出会う。車に乗ってからも、道路上に結構、カモシカが徘徊していた。山に餌が少ないのだろうか。



17時半くらいに美濃戸口に到着し、着替えを済ませて東京へ。赤岳山荘で肉うどんを食べていたので、双葉SAでは、一休みだけして帰京。