五竜岳G2中央稜(2016年03月19日〜21日)

3月に「ヴァーティカルなやぶ」の存在があるのかを確認する為に五竜G2ルートへ

メンバー:4人(登攀2人)

今年は暖かいので雪がなくなる前に冬山へということで3連休を利用し五竜へ行ってきました。

 【 3月19日(土) 】

DSC00233

DSC00238

白馬五竜スキー場のテレキャビン&リフト1本でスキー場最上部へ高速移動

 

DSC00242

ここから歩き始めます

天気が良く気温も高いので暑いです

 

DSC00246

まずは小遠見を目指して登ります

しつこいようですがとても暑いです

 

DSC00268

小遠見を過ぎると気持ちの良い尾根を歩きます

 

DSC00276

途中で雨が降り出したと思ったら綺麗な虹を発見

西遠見手前で幕営

 

DSC00286

夕食の寄せ鍋をつまみながら日本酒で乾杯!

就寝後、風が強く顔に霜が降りかかり度々起こされてしまう・・・

 

【 3月20日(日) 】

DSC00294

ちょっと寝坊しましたが会長・事務局長にお留守番をお願いして6時過ぎに2名でG2登攀へ

今日は快晴で気持ちがいい!

 

DSC00297

G2ルート

ルートの全容

G2アプローチ

雪崩を警戒し極力沢のトラバースを避けるため、西遠見手前の尾根から白岳沢へ下降し末端付近からアプローチ

 

DSC00302

白岳沢には雪崩の跡があるものの雪は安定していたので急いで横断

 

DSC00310DSC00311

トレースが無いうえに登るにつれ日に当たった雪が腐っていてペースが上がりません

 

DSC00315

テントを出発して3時間ほどで取り付きに到着

取り付きに着いたときには2パーティーが先行していたので少し待つことに

通常はルンゼ入口からスタートするが我々は雪が安定していたのでルンゼを少し登ったところから1ピッチ目としスタートした。

 

DSC00317

スタート地点での新人T

緊張してますか?

 

DSC00326

1ピッチ目終了点から

 

2ピッチ目は先行パーティーに断り同時登攀させて頂きました

このピッチが核心で、日の当たった腐った雪でバイルもアイゼンもまったく利きません

 

DSC00327

しかも、先行パーティーのロープが交錯しない様にルートを少し外して登った為に結構ビミョーな登攀となり最も頼りになるのは這松のみ

 

DSC00330

DSC00333

2ピッチ目終了点

 

DSC00335

こんな感じで
掴んで登ります

 

DSC00340

DSC00345

3ピッチ目で中央稜に出ました

立ち木は他のパーティーが使っていたのでスタンディングアックスで確保

ここまでの登攀は2時間ほど

ロープを仕舞い小休止

 

DSC00347

ここから先は我々が先行となり腐った雪で苦労しながらひたすら登る

 

DSC00350 DSC00354

DSC00372

 

こんな感じのところ

 

DSC00382

チョッとしたスノーリッジ

 

DSC00376

この上が登山道

 

DSC00388

中央稜を登ること約3時間で登山道へ合流

途中ホワイトアウト&トレースが無い状態があったが無事テントへ

 

DSC00399

途中で雪だるまの親子を発見!

 

DSC00403

今日の夕食はキムチ鍋

そして日本酒を飲んで就寝

 

【 3月21日(月) 】  

DSC00407

朝焼けが綺麗

 

DSC00411

5:30に起床し7:30に下山開始

 

DSC00413

会長と事務局長

 

DSC00414

鹿島槍

 

DSC_0374 DSC_0376

下山後、十郎の湯で温泉&打ち上げ

 

この三連休はとても充実した山行となりました。

3月でこんなに雪が少なく暖かい状態だったら今後のGWはどうなることやら・・・

何はともあれお疲れ様でした。