アイスからバリエーションルートを継続登攀したいと思っていたので、上記ルート設定に。
アイス自体はしっかり凍っていましたが、道を間違えたりとなかなかスムーズにはいきませんでしたが、ラッセル・アイス・雪稜・岩稜と変化に富み満足のいく山行となりました。
メンバー:3人
笹子トンネルの影響で中央高速はがらがら。
河口湖から御坂トンネル経由で向かうがスムーズに進み赤岳山荘駐車場に到着。
先々週は美濃戸山荘付近は雪は無かったが、先週降った雪で化粧されすっかり冬山の姿に。
今日は気温が高いのでみぞれ&雨でびっしょり濡れてしまいました・・・
行者小屋のいつもの幕営ポイントは先客がいた為、少し上の所にテントを張る。
外はまだ雨降っているので早々に夕食を作る。
今日のメニューは五目御飯と水炊き。明日は早く起きるため20:00就寝となりました。
4:00起床!朝食は前日の鍋の中にうどんをぶっこみ食べる。
最後は雑炊を作りお腹いっぱい。
登攀メンバー二人。5:50頃出発。
石尊稜分岐点にて。
三叉峰ルンゼに行く予定の為二つ目の沢に入るが、トレースが無く、おかしいなと思いながらラッセル開始。
30~40分位経って小同心が真ん前に見えるので道を間違えたことを認識し、右の稜(無名峰南稜)を乗越す事に。
まあ、ラッセルの良い練習にはなります・・・
小同心右には綺麗なルンゼが延びている。
無名峰南陵の稜線まで行くと自分達の位置がつかめました。
ちょうど一つ早く沢に入った様で、前方に石尊稜下部岩壁に取り付いている人達が見える。
そのまま石尊側に降りるのも勿体ないので、南陵をつめる。
ある程度進むと三叉峰ルンゼへのトレースが確認できたので、下降します。
そこから10分ほど登ると三叉峰ルンゼF1が見えてきました。
FI全景。
5~6m程度少しバーティカル。 氷はよく凍っていてスクリューもばっちし効きます。
F1終了点にはハーケン3本打ってあります。
ちょうど25mになる。
F2:4m程度
相方が手がパンプしたとのことで、これ以上アイスを登ることを避け右の石尊稜に移動することに。
石尊稜方面。
すぐ横が石尊稜のはずだがちょっと心配。
三叉峰ルンゼF3~上部
遠目から見ると綺麗ですね。
また次回来よう。
三叉峰ルンゼ稜から石尊稜へのトラバース。
結構斜面がきつかったのでロープを出しトラバースする。
石尊には数パーティ取り付いていましたが、その先頭に出てしまいました。
前回来たときここではロープださなかったはずだけど、新人もいるので念のために。
北アルプス方面も綺麗に見える。
中山尾根方面。
私が檄を飛ばし過ぎたのでちょっとお疲れ気味?
岩の凸凹を利用して支点を取る。
左下から右上に向けて石尊稜が続く。
右上の岩壁が上部岩壁。
快晴でかなり気持ちが良い。
上部岩壁1P目:Ⅲ級
上部岩壁を登るフォロー。グレード以上に難しく感じる。
このピッチは途中支点が無く、岩で取る。
途中リッジの細い所あり緊張する。
終了点にはロープが掛かっている。
上記の終了点はこんな感じ。
上部岩壁2P目
左から回り込む感じで登る。
終了点では下のビレイヤーが見えます。
最後はコンテにて稜線に抜ける。
頂上にて。
3回続けてぴーかんの天気。 どこかでしっぺ返しがきそう・・・
地蔵尾根から降りる際、石尊稜側を見る。
見る角度が違うと全然違う山に感じる。赤い服を着た登攀者がいる。
6時頃にテント場に戻ってきて食事・テント撤収していると17:30頃になってしまった。
行動中ほとんど休憩しなかったので10時間行動。下りも考えると12時間行動となる。なかなか充実した山行となりました。
赤岳山荘駐車場に着いたのは19:00頃。
終電の時間もあるのでお風呂だけ入り帰京しました。
皆さん、お疲れ様でした。