気を取り直して、奥秩父の沢を遡行することに。計画外のことであったので、彷徨いながら土曜日の21時ごろに丹波川本流の出発地点に到着する。川岸にテントを張り、翌日曜日の9時半スタートで遡行開始。雨のあとの晴れ間のため、ところどころに出てくる淵や釜の水量が多い。泡立つ激流となっているところもあり、これらはさすがに通過できず。それでも、泳ぎあり、岩登りあり、高巻きあり、懸垂ありで、なんとかおいらん淵まで到着。カンカン照りの中、中洲でのんびり日光浴をしながら、一つ一つハードルをクリアしていく沢登りは楽しい。
メンバー:4名(うち1名はお試し山行)
#三条新橋を越えたところ駐車場で準備
前日21時に丹波川本流脇のテント場に到着。雑煮を食べ、就寝。翌朝は8時ごろ起き出す。外は既に日差しが降り注いでいた。
9時ごろから入渓の準備をはじめ、9時半に沢に入る。
#丹波川本流入渓
沢日和のゴーロ歩き。暑いが冷たい水に浸かっている足は気持ちがいい!
#最初のゴルジュ帯
意外と水量が多く、ヘツるのが大変だったけど、ゴルジュのちょうど真ん中はそれほど深くもなく、突破可能。
泡立つ激流に緊張する。ここに落ちたら、あっという間に流されてしまう。
しかし、そういう流れでも、たまには泳がざるを得ず、泳いで、しがみついて、よじ登る。
#手取淵
水量多すぎ、水流強すぎで突破不可能。高巻き。道が右側についており容易に高巻きできる。途中から、沢に降りようとしたが、そこからも水線突破は不可能であったので、さらに高巻いて、明るいゴーロまで出てしまった。
#ゴーロ歩き
少しの間、ゴーロ歩き。明るくて気持ちがいい。ゴーロの中洲で少し休憩するも、日差しが眩しすぎる。
途中の水溜りで泳ぎの練習。寒くないので、思う存分濡れることが出来る。
胴木滝を巻き、そこから続くゴルジュ帯も釣り人がいたので、さっさと通過する。
#丸山入道淵(?)
あの細いところを通るのかぁ、なんて思って歩いていたら、動きの鈍い蛇に行く手を阻まれていたので、石を投げて、どっかに行ってもらう。
何度か通過できるかと思って突っ込むも、さすがにムリ。ので、高巻くことに。
ゴルジュの手前から高巻き。そして懸垂でゴルジュの終了点に降りる。ザイル(30m)を使うのは、ここ一箇所。
終了点のおいらん淵まで、あと少し。
左岸の岩をよじ登るか、もしくは、右岸まで泳ぐか。この先に橋をかけようとしている場所があり、川の地形が変わっている。
#銚子滝
左側に残置ハーケンがあるが、腐りかけており、体重をかけるのは怖いので、自力で攀じ登る。多少、滑りやすいが、慎重に進めば問題はない。
#おいらん淵
13時、おいらん淵到着。薄暗いゴルジュ帯の奥に滝が見える。ここから道路まで踏み跡がある。それを登り、そのまま歩いて出発地点まで戻る。
駐車場で衣類などを広げて乾かしながら、休憩。そうしていると雲が出てきて、夕立の雰囲気。沢にいるときには降られず、車で帰宅中に降られる。なんて幸運な。青梅のサイゼリアで早めの夕食を取って解散。