3連休の後ろ2日を使っての(たぶん)今年最後の沢登り。選んだのはナメで有名な釜の沢。実際に行ってみると、ナメの部分は1割ほどで上流部は荒れていたりするが、今回の3連休の天気はそこそこ良く、見つけたテント場も広く、焚火も盛大に出来て、今までで最高レベルの快適な沢登りとなった。
メンバー:4名
#土曜日夜発で、西沢渓谷へ
土曜日の夜に東京を出発し、3時間ほどかけて西沢渓谷に向かう。23時東京を出たので、現地に着いたのは夜中の2時くらい。近くの道の駅にテントを張らせてもらってすぐに寝た。翌朝6時に起きて、公営の駐車場に移動し、装備の準備をする。
準備を整え、7時半出発。ここから林道をたどり入渓地点の山の神まで歩く。
駐車場から沢に沿い歩いて行くと、西沢山荘あたりから道は狭くなり、その先で沢を渡る。
つり橋を渡ったところにある西沢渓谷の看板のところから、沢の方へ降りていく。細い登山道をたどる。
#鶏冠谷出合
鶏冠谷出合では、素足になって沢を渡る。渡り終わってからは、沢の右側にある崩れかけた登山道をたどって歩く。
途中、ホラ貝のゴルジュなどを上から眺めながら、通過。それにしても、暑くて汗だくだく。
入渓地点の山の神に到着。9時半。駐車場からほぼ2時間。
ここで、ハーネスをつけ、沢靴に履き替える。あとは、ちょっと腹ごしらえ。
10時10分入渓。
#東のナメ沢
河原歩きをしていると、東のナメ沢が現れる。大きくて立派なナメ。ここまで入渓から40分。
東のナメ沢を通過したあたりも、ナメが続いていい雰囲気の沢となっている。
#釜の沢出合
12時10分着。入渓から2時間で到着。ここから少しの間、釜の沢を有名にしているナメが続く。
一応、看板がかかっているので間違うことない。
釜の沢に入り、すぐにぶつかるのは、魚止めの滝。10mほどの高さ。
直登するのはなかなか難しいので、滝の左側をよじ登る。
魚止めの滝の上もナメ滝。
#千畳のナメ
魚止めの滝を終えると、すぐに千畳のナメ。ナメの上を薄く水が流れていて、その上を歩くだけで楽しい。
紅葉時期だともっと綺麗なのかもしれないが、それでも結構圧倒される。
千畳のナメを終えると、スラブの滝が続く。逆層であったりして、少し登りにくい。
なので、巻くことも数回。
#曲がり滝
曲がり滝は巻く。
どの滝も巻き道がしっかりしているので、巻きやすい。
#両門の滝
13時20分、両門の滝に到着。入渓から3時間ほど。
両門の滝の前で少し休憩。太陽が出ていたこともあり、少し泳いでみる(あまり深くはない)。
両門の滝を巻く。
#迷い沢出合
ヤゲンの滝もさすがに登れないので、本流と迷い沢の間にある尾根たどっていく。こちらも踏み跡はしっかりしているので問題ない。
#テント場到着
広河原を歩きながら、良いテント場を探す。テントを張れる場所は何箇所もあったが、乾燥して明るい場所を求めていく。そうしていると、最適な場所を発見。まだ14時過ぎであったが、ここで今日の遡行は終了とすることにした。
荷物をおろして、とりあえず、薪集め。
そして、タープを張った。
まだ、日は出ていたけど、火をおこす。
持ってきたソーセージを串に刺して焼いてみる。上手く焼けた。
ベーコンも木の枝にさして、丸焼き。油が滴り落ちる。
夕食は焼きそば。具はベーコンとキャベツとベーコンの塊(?)。
最初は、石を焼いてそのうえで焼きそばを作ろうとしたが、石を温めるのが大変なので、結局ガスを使って作った。
串付きフランクフルトも大量に持ってきたので焼いてみる。
おなかが少し膨れたところで、ちょっと昼寝。虫もおらず、焚火のまわりで寝ても問題なし。
日が落ちてから、再び焼き物再開。マシュマロ焼きも。
焼けていくフランクフルト。
木をどんどんくべ、盛大なキャンプファイヤーを行う。
#翌朝:2日目
6時に起きて、撤収の準備を行う。
8時出発。ゴーロは歩きにくいので、林の中を歩いたりして水師沢出合いを目指す。
#水師沢出合
2段20mの滝の上にちょっとしたスペースあり。ここにもテントは張れる。
甲武信小屋を示す丸看板があるので、そこは右の沢へ。ガレた本流を行く。ガイドブックを見ていると、この分岐が書かれていないような気がする。
木賊沢出合いでソーメン。太陽が出たり隠れたりの中での腹ごしらえ。ちょっとしたスペースがあり、良い休憩場所であった。
あとは、ひたすらスラブ滝を登り、ポンプ小屋まで上がる。
12時ポンプ小屋到着。テント場から4時間。ゆっくり上がってきたし、ソーメンをしていたので、もんなもんか。
ポンプ小屋から甲武信小屋まで15分ほどのシャクナゲ道の登り。小屋の前で、装備を外して下山。
徳ちゃん新道を使っての長い下り坂。
3時間かけて無事下山。下りで体ガクガク。
談合坂SAのレストランで夕食を取り、渋滞に巻き込まれながら22時ごろ東京に到着。