年末年始の合宿以来の山行。久しぶりの雪山なので、8年ぶりの広河原沢で遊ぶことに。初日は、広河原沢左俣を行き、翌日は右俣のクリスマスルンゼに行く。雪が多く、滝のほとんどは雪の下となってしまっていたが、クリスマスルンゼはがっちりと凍っており、みんなでその登攀を十分に楽しむことができた。それにしてもやっぱり八ヶ岳は寒かった。
メンバー:4名
#東京発~現地へ
舟山十字路まで車をいれ、準備を整える。
8時半出発。ここから広河原沢二俣のテント場まで1時間半ほどの歩き。
途中から正面に阿弥陀岳が見えてくる。天気は快晴。雲ひとつない。
10時、二俣着。広い雪原にテントを張る。スノーキャンプのようで気持ちがいい。
#広河原沢左俣へ
テントに入らず、日にあたりながら、ゆっくり準備をして出発。結構雪が積もっており、ところどころラッセル。ここ数日人が入った形跡はない。
雪が多いためか、滝の数もかなり少ないような。結局、片手で数えられるくらいしか登ったところはなかった。
数少ない登れる滝は積極的に登る。少々高さがあれば、念のため、ザイルを出す。
ここまで来ると結構なラッセル。
2002年に来た時にテントを張った場所に到着。当時と雪の量が全然違う。ここを通過しさらに奥へ。
岩から染み出した水でできた氷柱にたどり着く。
かなりの硬さ。
なので、アイススクリューを指して遊ぶ。面白いように入っていく。
みんなで、アイススクリューの練習。
#引き返す
だいぶ登ってきたし、体も冷えてきたので引き返す。15時。
氷柱から少し下り、そこから阿弥陀岳の中央稜までラッセル。
雪がここも多く、稜線まで雪の中を泳ぐ。
稜線まで出ると、雪の量も減り、また、傾斜もそれほどきつくなく楽な歩きになった。
#夕食
テントにもどってからは、酒とつまみでだらだらおしゃべりをしながら過ごす。月が大きく明るかった。それで、いつのまにか就寝。
#翌朝
ゆっくりと起きて、昨晩作ったご飯でおかゆを作る。魚肉ソーセージおかゆとハンバーグおかゆ(キムチ味)。
もうすっかり太陽が上がった10時半出発。朝は快晴であったが、だんだんと曇ってきてしまった。
右俣出合いまでトレースが付いており、普通の登山道の歩きと一緒。右俣出合いまでテント場のある二俣から1時間ほど。
右俣に入り、クリスマスルンゼを目指す。
滝でなければラッセルが続く。みんなで交代しながら進む。
#クリスマスルンゼに到着
テント場から1時間半ちょっと。この氷が見えた時は少し興奮。昨日の左俣よりもこちらの方が氷が大きく面白そう。
みんなで記念撮影。
氷が硬くてピッケルが刺さりにくい。傾斜の緩い下部の氷を登り、今度は上部の氷に取り付く。
こちらはアイススクリューを使いながら、慎重に登る。
ぎっしりと奥まで凍っており、突き抜けることもない。ただ、気温が低く、ピッケルを持つ指に力がすぐに入らなくなる。
全員、クリア。寒過ぎて手がしびれる。
滝の上に適当な懸垂支点がないので、滝の脇にある木から懸垂。
途中に、穴があったので探検。
#テント場に戻る
クリスマスルンゼまで1時間半くらいかかったけど、帰りは30分ほど。ゲレンデとしては行きやすくて便利。テント場についてからは、テントをそのまま片づけ撤収。
舟山十字路には17時半に到着。双葉SAで夕食をとって帰京。