八ヶ岳といえばいつも日の当たらない西面がほとんどだったが、今回は太陽を背にして登攀したくなり、東面の天狗尾根へ。
メンバー:2名
3人で行く予定だったが、そのうちの1名にトラブル発生でとりあえず2人で八ヶ岳へ向けてGO!
清里の美し森の駐車場に車を止めて出発準備。
ポカポカ陽気の中、林道を1時間半ほど歩き堰堤を越えてからは沢の中を進む。
しばらく歩くと出会小屋に到着。駐車場から3時間ほどで着く事ができた。
幸い先行者のトレースがあったので、特に苦労することなく快適に歩くことができた。というか、天気が良すぎて暑い。
天狗尾根の取付は、出会小屋から赤岳沢を少し歩いたところにある赤テープからでトレースもあり迷うことなく天狗尾根を登りだす。
今回のルートは初めてなのでどこまでテン場があるか分からなかったので、あまり上の方まで行かず2100m付近で幕営。
夕方まで、のんびりお酒を飲みながらテントで過ごす。急遽2人なったので、テントの中は広々快適です。
晩御飯は、豚肉300g・鶏肉200g・肉団子・野菜大量の鍋で食べ切れず、残りは朝用に。
時に起床し残りの鍋にラーメンを三玉ぶち込んでモリモリ食べる。こんな早朝なのに寒さは感じない。風も無風で今日も好天が期待できます。
ゆっくり仕度をして7時近くになってから出発。
1時間半ほど雪量を進むとカニの爪に到着。カニの爪は左から回り込み最初の30m岩壁に 到着したが、先行パーティーが2パーティー7人もいた為、1時間ほど待つことに。
いつもならブルブル震えながら待つのだが、今日は日差しを受けポカポカ。天気最高で~す!
ここでザイルを出し岩壁下部を右にトラバース。ランニングを取る場所がないのでフィックスロープでランニングし気温が高く雪が柔らかいルンゼを登り立ち木でビレー。
ここからは、念のためにコンテで岩稜帯を進む。
大天狗の基部で再び先行パーティーがいたので待つことに。
大天狗は右から一段登る。短い距離だし途中にハーケン打ってあり安心して登れる。
ここでザイルを仕舞い右から大天狗をトラバースし先行パーティーの後に続き岩稜を進むと主稜の登山道に到着(12:30)。
いったん、赤岳方向へ登り真教寺尾根を降りる。
しかし、真教寺尾根の下りだしはトレースがなく緩んだ雪の急斜面を下るため肉体的にも精神的にも疲れる。少し下るとトレースがあったが、足が埋まる。
傾斜が緩くなってきたところでワカンを装着。予想以上に時間がかかったが17時過ぎにスキー場に到着。登山道は歩きにくいので誰もいないスキー場を下り暗くなった道路を歩いて美し森の駐車場に到着。
その後、温泉に入り食事をして中央高速にて東京へ
真教寺尾根の下りでかなりお疲れになりました。ツルネ東稜が良かったかな…