今回正月は中崎尾根から槍が岳へ。
ここ数年正月にピークに立てていなかったが今回は登頂成功。
正月当日は吹雪いていましたが、それも後から思いだすと良い思い出となりました。
やはり冬山はいいものがあります。
メンバー:8名
新宿23:54発の「ムーンライト信州」にて松本に。
さすがに冬山の長期山行なのでみんな荷物が大きい。
松本駅から大型タクシーにて新穂高温泉に。「登山指導センター」の前で準備をする。6:30
登山届を出し出発7:10
去年よりか若干雪の量は少ないような気がする。
1時間ちょっとで穂高牧場に着く。 少し休んでいるとぞくぞくと登ってくる人達。
今年の正月が天候に恵まれていそうなのでみんな集まったのかな。でも人が多い・・・
会長達を待ってから白出沢~滝谷出会いまでの工程を行く。
荷物が肩に食い込む・・・
滝谷出会いでは天気も良いため滝谷がきれいに見える。
この景色を見ると登りたくなるが、この沢を詰めていくにはリスキーすぎる。
滝谷出会避難小屋の前にテントを張る。今日はここまで。
13:00
会長達が来るまでまったりと過ごし、やることもないので宴会となる。
今日の晩御飯はステーキ!!
とてもおいしかったです。
3日目
この小屋の後ろ側にテントを張りました。
朝はさすがに冷えます。
7:50頃出発。
今日も天気がいいです。というか快晴です。
槍平付近に来るとひらけた空間にでます。
右奥が槍平小屋になります。
時間も時間なので(9:00)テントも2張りくらいしかない。
対岸の奥丸山に登る。
道がかなり階段状になっていて登り易いが、そこそこの急登でふくらはぎにくる。
天気がよく、無風なので暑くて上着を脱ぎ登攀。
1時間半ほどで奥丸頂上につきそこから中崎尾根方向に下っていく。
中崎尾根上から槍ヶ岳方面を撮る。
後ろの槍もはっきりと見えます。
GW行きたいなと言っていた南岳西尾根(真ん中)ここから見るとそこそこリッジが立っている様に見えます。
天場付近から槍ヶ岳を見る。
中崎尾根で平らな所を見つけテントを張るための整地をする。
11:50
雪が軽くなかなか締らないので雪表面を掘って硬い面を出す。
6テンと4テンの2張り設置完了!
天気はいいが、昼過ぎから徐々に雲が下から上がって来ているようだ。
夕暮れ時。
雲海と夕焼けのコントラストがきれいに見え、皆写真を撮る。
4日目
槍アタック日。
5:00頃出発。
まだ暗いのでヘッドランプの明かりを灯し登っていく。
わずかにトレースが残っているので登る方向は間違えず安心して進むことができる。
中崎尾根から千丈沢乗越位から登りも急に。
気温はそんなに低くないけど(-14℃)風が強いので目出帽をしっかりしておかないと凍傷になりそう。
槍ヶ岳山荘の避難小屋にて一時の休憩をする。8:30頃
ザック等はここにデポし槍の穂先に登攀しに行く。
要所に鎖、梯子が設置されてある。
アイゼンを履いているのでつまずかないように慎重に登る。
最後の梯子。
槍の頂上にて記念撮影。9:00
風が強く寒いので早々に下る事に。
登ってくる人もいないので梯子2つ使って一気に下りる。
だが、慎重に。
会長達が待つ天場に着いたのが13:00頃。
下山時、飛騨沢方面に降りて行きそうになり登り返しがあったり、吹雪いていたのでトレースが消えてしまい中崎尾根方面に降りるのに視界が悪いもので、あっちだこっちだと相談しながら下山してきました。
正月らしくおせちを食べる。
このころには酒の配分を間違った様で最後のウィスキーを薄めて皆で飲む。
5日目
7:30頃撤収~。
帰りは天場より飛騨沢側に垂直に下っていく。
雪崩ない様に一応地形を見ながらどんどん下りていく。
もちろん誰も通っていないので腰近くまで沈む。
吹き溜まりでははまってしまうと抜けだすのに大変。
あっという間に飛騨沢の登山道にでる。40分位だろうか下りるのは早いもんだ。8:20
後は新穂高温泉に向けひたすら歩いていく。
白出沢10:15
車道に出る前にアイゼンを外す。11:45
バス停の少し上の温泉に入り会長達を待つ。
まったりして大型タクシーにて松本へ。
最終電車まで2時間弱時間があったので駅前で打ち上げ。
大いに飲み食いし、満足して帰途につきました。
皆さまお疲れ様でした。