今回のGWは槍ヶ岳集中ということで北鎌尾根隊と槍沢隊の2パーティに分け槍ヶ岳を目指す。
しかし北鎌隊の道の状態が良くなく、かなり時間がかかりそうな為北鎌は諦め東鎌に変更となりました。
道中晴れることは少なかったですが、ピークに立った時には360度景色を見ることができました。
メンバー:6人
1日目
前夜ムーンライト信州にて「ほだか」駅に。 そこから乗り合いバスが出ているので飛び乗る。 中房温泉に着いたのは6:00頃。あいにく雨が降っている。
皆、支度をしたいので雨よけになる場所を探して準備する。
6:30出発!
雨が降っているときは傘が役に立ちます。
夜行電車の中であまり寝れなかったので体がだるく感じる。
皆も本調子じゃなさそう。
この様な斜面が延々と続きます。
合戦小屋に着いたのが10:00頃。
水あるかなと思い小屋の人に聞いたら市販のペットボトルしかないとのこと。
北アルプスでの3大急登は、剱岳の早月尾根、烏帽子岳へのブナ立尾根、燕岳の合戦尾根らしい。
このルートはその合戦尾根。 雪が付いているからかそれほど急登には感じない。 夏、降りたとき確かに急だった記憶がある。
合戦沢の頭に着いたころで一時晴れる。
他のパーティもそこそこの荷物を背負っている
燕山荘に着いたのが12:00頃。
今日は大天井岳の天場までいく予定だが時間を見ていると微妙・・・
テント等を先発隊に預け、先にテント張れる場所を探しに別行動とする。
大天井岳の登りになる前で15:30頃となり、これ以上進んでも無理があるので道中にテント張る。
後続も合流し一息つく。
二日目
こんなところにテント張っていました。
右方向は雪庇になっているのでなるべく道側にテントを張る。
6:30発!!
だんだん晴れてきました。
綺麗な景色。
こまめに地図で現在地を確認する。
大天井岳の登りです。
大天井岳に登らず、トラバースしようとの話もありましたが状態が悪いので安全方向で頂上から回り込みます。
夏道のコースルートと比べるとかなりの時間かかっています。
大天井岳の頂上にて。9:00
大天井岳の冬季小屋。
大天井岳→大天井ヒュッテ方向に。
大天井ヒュッテにて。11:00
大天井岳をぐるりと回るとかなり時間がかかってしまった。
ヒュッテから貧乏沢の状況を確認する為にピークに向かって登って行く。
12時頃貧乏沢下降部に着いたが時間的(日程的)に厳しいという話になり北鎌尾根は諦め東鎌尾根に変更する。
雷鳥のつがいがいる。
雄が常に警戒して雌を守っている。 目の上が赤いのが雄。
がれがれの下降。かなり危うい。
今日は西岳まで行こうと計画したのが、16:00になっても着かないので適当な場所でテント張る。
思っている以上に長い工程だ。
三日目
今日は晴れそうな感じ。
6:50発!!
30分ほどで西岳山頂に着く。
西岳から水俣乗越方面に下る明確な道が分からず適当に下っていく。
埋まると腰くらいまで埋まる。
そこそこ締まっているので不安は無い。
かなりの急斜面を下りて行く。
この頃ちょうど晴れていて気持ちがよい。
道も前日と比べるとしっかりしており歩きやすい。
西岳をバックに。
この辺りから梯子もでてくる。
もう少しでヒュッテ大槍という所ぐらいから風がかなり強く吹く。時々耐風姿勢をとらないと態勢を崩しそうになる。
ヒュッテ大槍にて風をやり過ごすため一時避難。11:30
障害物があまりなく吹きっさらしの為、皆くっついて暖をとる。
ここで槍沢隊に無線入れると殺生ヒュッテに着いているようだ。ここから数十分のところで、パーティの内2人はそちらに下るということで頂上へは2人でアタックすることに。
元々、肩の小屋でテント張る予定でしたが、今日の夕方より天気が崩れる予定なので槍沢まで下ろうということになりました。
槍ヶ岳と小屋がはっきりと見えモチベーションが上がります。
右下の赤い建物が殺生ヒュッテ。
槍ヶ岳山荘への最後の登り。13:20
この辺りが結構きつかった。 最後の人踏ん張り。
槍ヶ岳山荘に着いたら時間もないのですぐに穂先に向け出発。
どんどん天気が悪くなっていく。
頂上手前にて最後の梯子。
14:00頂上にて。
ここから槍沢キャンプ場まで一気に下る。 途中、雷が鳴り出し雹が降ってくるのでちょっとびっくりしました。
連日9~10時間行動だったのでさすがに疲れてきました。
今日の晩御飯はマーボー春雨。
四日目
今日も6:30出発!
何度通っても槍沢~上高地間は長いですね~。
足がだるくなります。
上高地に着いてしばらくすると土砂降りの雨・・・
今回の山行は雨に始まり、雨の山行で終了となりました。
その後松本で打ち上げをして帰路に着きました。
皆様お疲れ様でした。