久しぶりの沢登り。選んだ沢は、直接大源太山頂に突き上げる北沢本谷。夜行日帰りの小粒な沢ではあるが、我々は、沢を十分楽しむために途中で一泊。残暑厳しい中の気持ちのいい山行であった。
メンバー:4名
入渓地点へ
金曜日の23時くらいに東京を出発。高速道路を飛ばし、越後湯沢ICで降りる。そこから、大源太へと続く林道の終点まで移動。テントを張って仮眠。
朝ゆったりと起きて、8時半出発。沢登りのパーティは我々だけ。
遡行開始地点到着
駐車場から30分ほどで、入渓点に到着。駐車場からフル装備で来ていたので、少し休憩した後、沢へ。
最初の一歩は、いつものことながら冷たい。。。
が、すぐに水の冷たさになれ、連続する滝を楽しむ。
大岩手前のナメ滝
大岩の手前の沢。明るくて気持いのいい場所のでここで一休み。まだ、入渓してから30分ほど。
時間はたっぷりとあるので、積極的に沢に入って遊ぶ。
適度に休憩。
三俣
12時20分、三俣到着。タープを張るにはいい場所かとは思ったが、まだこの先長いので、もう少し進むことに。
正面に見晴台ノ沢、右手に七ツ小屋沢のある三俣。本流の左俣(20m大滝)を登る。
大滝は下部を登った後は、右側の草付きを進む。大滝の上にある3段12m滝はいつの間にか、越えていたよう。
20mの大滝を登ったところから振り返った七ツ小屋沢。雨が降っていないせいか、水量が少ない。
大滝のあとにあったチムニー滝も巻く。がんばれば登れないこともないと思ったが、水量が少ないし、苔むしていたのでパス。
テント場到着
ナメ滝のエリアを越え、右手にスラブが見える地帯を過ぎた辺りに、少々狭いが、タープを張れる場所を見つけたので、ここを今日の宿とする。14時半。
石を集めて整地をし、マットをひいて、上にはタープを張る。
沢では、ビールなどの酒類やメロンを冷やす。伏流水なのか、水は随分冷たかった。
夕食は、シチューと、あとは適当に。白米なども持って行っていたが、手を付けなかった。
焚き火の準備もしたのだが、タープの下のほうが快適で、この場所からほとんど動かなかった。
日が暮れる瞬間に一瞬、雨が降ったが、それ以外は快晴。虫もおらず、朝まで快適に過ごせた。
二日目
7時半出発。テント場から上には、ほとんど水がなかった。
スラブ状の涸れ沢が続く。
ヤスケ尾根に逃げることもなく、ひたすら大源太山頂を目指す。
一応、念のため、後半のスラブはザイルを何度か出す。
スラブが終わると、あとは藪こぎ。笹をかき分け斜面を登る。
登ってきた道を振り返る。
急斜面の藪こぎ。草をかき分けながら強引に突破。
11時、山頂直下の登山道に出る。
大源太山頂
山頂で一休み。谷川岳は雲がかかって望めなかったが、旭岳などはよく見えた。
2時間ちょっとで来れる山頂のせいか、10人ほどの登山客で混雑。
越後湯沢方面。
山開始
山頂から入渓地点までは、1時間10分ほどのコースタイムだったので楽に戻れるかと思ったが、急勾配であることと日差しに強さには参った。
入渓地点まで戻る
入渓地点で、恒例のソーメン。焼き豚も余っていたので、角切りにして炒め、ソーメンと一緒に食す。
この場所で、ぐーたらしていたら、雨が降り出してきたので、急いで荷物をまとめ駐車場へ。駐車場に着いたのは15時半。30分の移動の間に、雨は上がっていた。
汗でぐちょぐちょになった服を着替え、東京へ。渋滞はそれほどひどくなく順調に戻れた。