今回はクラックのマルチということで瑞牆山十一面に行ってきました。 瑞牆山は小川山と並ぶ花崗岩クライミングの代表的なエリアです。 ただ小川山と違うのはアプローチがそこそこあること(40~80分)、壁の規模が大きい事、傾斜が強い事、何より昔からのクラック中心のトラッドクライミングがあるということです。
そのなかの十一面左岩末端壁(調和の幻想)に挑戦。 ビレー支点以外はオールナチプロでなかなかの緊張感がありました。メンバー:1日目(3人)、2日目(2人)
東京を出たのが土曜日0:00頃。
この時間なので渋滞もなく順調に進み2:30頃植樹祭広場に到着。 はじめてくるので天場が分からず、とりあえず駐車場にてテントを張り寝ることに。 晴天のため放射冷却もあり、かなり冷えて寒かった・・・
6:20頃起床7:20頃出発。
はじめは整備された道を歩くと10分ほどで山道となる。
踏み跡をたどるも途中で分からなくなり、岩がある方向に適当に登っていく。
途中、右往左往したが目的の十一面末端壁に到着。迷ったせいでアプローチに90分ほどかかってしまった。
「調和の幻想」の1ピッチ目。5.10a
真ん中のチムニーから
その左のクラックは「T&T」5.10d
右のフレークが2つ走っており、それを使いながらバランスで登っていく。
このルート全体に言えることだが、ジャミングを確実に決めないと登れない。
朝かなり冷えたので登っている途中で指がかじかんで感覚が無くなる。朝一で体も硬いのでちょっときつい感じがしました。
隣では「ペガサス」5.11a、「アストロドーム」5.11a、「トワイライト」5.11c登っている。
隣の人に話しを聞いていると、今日は人が多いようだ。
日本の景色じゃない様。
2Pの終了点。 2P:5.9
2P出だし一歩登ってからがちょっと難しい。 フィンガークラックだがジャムがあまい。スタンスを確実において登る。その後スラブに突入。
ここもボルト打っていないのでマイクロキャメロット&ナッツを打ち、慎重に登る。
この2ピッチ登るのに5時間もかかった事、寝不足もあり皆お疲れ気味。
これ以上、上にはいかず1P目を再度練習することに。 結局暗くなるまで練習して電灯をともして下りてきました。18:00頃
二日目
3P:5.10a
スタンスもしっかりしているしそんなに難しくない。
3P終了点から4P目を見る。
4P目は木登りスタート。なかなか珍しいと思います。 壁に移ってから、横のトラバースが少し緊張します。
4P:5.9(昔の記録では5.10a)
グレードの割にはなかなか・・・ 一番上に見えるハング右のっこしは足のスタンスを確実に決めてからじゃないとハンドジャムに頼ると苦しいです。
ていうか、ハングクラック行かなくて左に抜ければビレー点がすぐにあるのだが。
4P終了点から対岸を見る。
5P:5.7
15mほどランナウトする様です。 雨が降ってきたのでここで終了~。
お疲れ様でした。