八ヶ岳・中山尾根

〈1日目〉
今日は土曜日早朝移動で美濃戸口へ。ノーマルタイヤで大丈夫かひやひやしていたが、まったく雪が降っていない様で問題なく美濃戸口に到着した。駐車場には雪は無く、荷物をまとめ10時ころ出発。メンバー:2名

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美濃戸山荘あたりから雪が付いており滑りそうなのでアイゼンをつけ、南沢を行者小屋までつめていく。

13時ころに行者小屋に到着。ここ数日ほとんど雪は降っていない様だが非常に寒い。震えながらテント設営。転びこむようにテントの中に入り、ウィスキー紅茶を飲んでやっと一息。そのまままったり過ごした。外は晴れていて明日の朝は冷え込みそう・・・

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〈2日目〉

3時半起床。

おそらく冷え込むだろうと思って、持ってきたもの着込み寝たが、足元が完全に冷え切ってしまいあまり熟睡できず。パートナーは大きめのシュラフに身を包んでいたので熟睡できたとのこと。

早く起床したものの準備をゆっくりしていると出発が6:00頃になってしまった。

中山乗越から中山尾根へ。踏み跡がはっきりあるのでそれを辿り下部岸壁へ。(7:00)

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下部岸壁1P目

「凹角を左上」と本に書いてあるが、取り付きから右上直登し左上する形になった。朝なので体が岩に対応していないのと「右上直登」が難しかった・・・寒さで手の感覚がほとんどなく、岩を握っているのかどうかがはっきりとわからない。本の通り凹角末端より登れば問題ないと思う。

#2P目 岩壁を直登するラインと左の雪稜をつめるラインがあるが、私たちは後者を選んだ。それほど難しくなく灌木で支点をとる。

#3P目 200m程の岩混じりの雪稜をコンテニュアスでいく。

#4P目 上部岩壁下部。中段のテラスより上の凹角は、かぶっている感があるがスタンスとホールドもたくさんあるので問題なく通過。このルートの核心なのだが1P目のほうが厳しく感じる。

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#5P目 問題ない雪稜(30m)だが念のため確保にて登攀。

#6P目 最後の岩壁。右のルートを行き垂壁をダイレクトに超えていくと高度感が素晴らしい。

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ここからバンドを右に行き稜線へ登攀終了(10:30)

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後は慎重に地蔵尾根を下り、赤岳山荘でそば&うどんを食べる。そして、「もみの湯」で汗を洗い流し東京へ。

この日は渋滞もなくスムーズに東京まで帰ることができた。

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