八ヶ岳 赤岳主稜

今回は、簡単で楽勝と思われる八ヶ岳の赤岳主稜のはずが…結局、途中から隣のショルダーリッジへ取り付いてしまい、猛烈な寒さと戦い過酷な山行となってしまいました。

メンバー:6名(うち4名が赤岳主稜)

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朝7時に三鷹駅に4人が集合し、中央道で美濃戸を目指す。美濃戸口からの林道は、雪があるもののアイスバーンはほとんどなく無事に会長達が待つ美濃戸へ到着。

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準備をした後、合流した6人で赤岳鉱泉へ。

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昼には赤岳鉱泉へ到着し、テント設営後に主稜の取り付きを確認しに行く。

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行者小屋を過ぎ文三郎を登るもなかなかトラバース出来そうな所が見つからない。結構な標高まで来たものの、トラバースルートは発見することが出来なかった。

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テントに戻る途中で、雪崩を想定した埋没訓練を実施。これが、雪の中に埋められると息苦しくておっかない。練習とはいえ、かなりの恐怖でした。

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あとは、テントに戻り宴会モードに入る。
ダケカンバ定番の雑煮があったのだが、M田が肉とキャベツを持って来てくれた。
肉をフライパンで焼き、焼き上がった肉をキャベツで包んで食べたら「こりゃ~うまい!」たまらないです。
食事の後は、M田特製のコーヒーで食後の一服。
それにしても最近の山食は、だんだんゴージャスになっている様な…

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朝4時に起床し、5時半過ぎにヘッドライトを頼りに出発。

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文三郎を登っていると段々明るくなってきた。取り付きへのトラバースルートが分からないので、樹林帯から何度かチャレンジするものの、谷へ急に落ち込んでいる為、先へ進めない。

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少し登山道を登り樹林帯を抜けたところから、取り付きに出ることが出来た。 しかし、チョックストーンが無い。「きっと雪で埋没しているのかな」と思いつつ登攀開始。

雪稜3ピッチで岩稜にぶっかった。4ピッチ目でリッジ上にでたが、他の登攀中のパーティーの前に割り込んでしまった。(後で分かったのだが、ショルダーリッジに途中から取り付いてしまっていた)そのパーディーは我々の足元の垂壁を登攀中だったので「お先にどうぞ」と声をかけたものの、苦戦中らしくなかなか上がってこない。

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時間がかかりそうだったので、我々は継続登攀することにし、リッジを進む。 ここからは、寒さと風と戦い。7ピッチ目でやっと上部のルンゼにでることができ、そこからはコンテにて進み登山道に到着。時計を見てみると14時半。結構時間がかかった。 ここで、心配している会長達に無線で無事を伝え一安心。 帰りは、地蔵尾根を下り、行者小屋で再び無線で温かい飲み物を作っておいて貰うように頼み、16時頃にテントへ到着。

みんな疲れきっていたので、すぐに撤収作業に取り掛かれず温かい飲み物と食料をむさぼり、暗くなった頃に駐車場へ向け下山開始。

帰りは、道の駅で温泉&食事をし渋滞の無い中央道で24時頃に帰宅。 今回の過酷な山行の代償として、Sさんの指は凍傷により若干黒く変色し、私は鼻の付根の皮が剥けてカピカピになってしまいました。 他の2名は大丈夫かな?