谷川岳・南稜(6月6~7日)

毎年恒例の谷川岳での慰霊祭。事前の天気予報では、土曜日より日曜日の方がいいということなので、土曜日に慰霊祭を行い、日曜日に南稜を登りに行くという計画にしたが、どちらかと言えば、土曜日の天候がよく、雨がぱらつくこともあった南稜は敗退。中央稜の下部でザイルワークの練習だけして戻った。登れはしなかったが、適度に体を動かせたこともあり、なかなか充実した南稜テラスまでの往復。帰りは、赤谷湖湖畔でゆっくり温泉に浸かり帰京。

メンバー:7名(うち、4名が南稜組) #テント場

いつも同じ谷川岳キャンプ場にテントを張る。8人用テントなので、広くてかなり快適。今日は慰霊祭だけなので10時くらいにゆっくり起きる。 #慰霊祭

朝食を取った後、慰霊祭のために、みんなで一の倉沢を少し登る。

雪渓が出てきたところで、花と線香をささげる。今年も事故がなく、充実した1年になるように祈る。

花と線香とビール。

岩場の方は、雲に隠れているが、駐車場に近いほうには太陽の差すことが多かった。今日はあまり登攀者の姿は見えなかった。 #散歩

慰霊祭を行っただけで、まだ、時間があったので、みんでぞろぞろと芝倉沢までの往復の散歩に出かける。

途中、一の倉尾根にも登ったが、サルの集団に威嚇される。

会長「何の花なんだろうねー?つつじかな?」

ワラビやウドも生えていたので、少しいただいていく。 #宴会

散歩の後、水上まで買出しに行って、肉やら刺身やら酒やら16000円分を買い込んで、テントに戻る。それから、宴会開始。刺身を食べ、焼肉を食べる。

散歩の途中で取ったウドも酢味噌をつけて食べてみた。なかなかいける。腹いっぱい食べたところで、いつの間にか眠りに入っていた。 #南稜へ

朝4時に起き、駐車場で準備を行い、5時過ぎに出発。

地面は、湿っていて、あまり状況は良くない。

雪渓は少ないかと思ったが、上の方まで行くと、そうでもない。

テールリッジの取り付き。雨でぬれいて滑りやすい。ノンストップで南稜テラスまで上がる。駐車場から南稜テラスまで1時間半。

南稜には1パーティがすでに取り付いていた。でも、岩はびっしょり濡れていた。状況が悪かったので、われわれは練習だけして帰えることにしたが、次から次へと、南稜を目指すパーティーがくるので、なかなか場所が空かず、2時間後、結局、人が一通り、取り付き終わった中央稜で練習をすることにし、中央稜まで戻る。

南稜を登っているパーティ。 #中央稜で練習

日が時折当たる中央稜で練習。1ピッチだけ登る。 #テント場まで戻る

中央稜での練習をしたのち、テールリッジを下る。南稜の方には、ほとんど日が当たらなかったのに、こちらには日がよく当たっていたので、岩は乾いていた。そのため、帰りのテールリッジは、安心して降りることが出来た。

テールリッジ取り付き上からの駐車場を眺めたところ。そこそこの雪渓。あとは、ここで滑って転ばないように下るだけ。駐車場に戻れたのは11時。 #撤収

テントに戻ってから、昨夜に食べ切れなかった肉や野菜などを焼いて、軽めの昼食にする。 帰り際に、赤谷湖脇にある湖城閣の温泉で一浴びして帰京。