谷川岳・一二の中間稜(3月7~8日)

2年ぶりの谷川岳一二の中間稜。土曜日の天候は吹雪で、登りに行っていたパーティはみんな引き返してくる。しかし、ここで帰るのは勿体無いということで、とりあえず行ける所まで行こうということで出発。当初の予定では、プラトーでテントを張るということであったが、結局、そこよりも遥か下で1夜を明かすことに。翌日は、朝5時半に出発したが、小コルまで行ったところで、タイムアウト。春山のようなざらざらした雪質で登りにくい。これも温暖化の影響なのかな。来年は何とかして上まで抜けましょう。

メンバー:6名
#谷川岳ロープウェイを出発

金曜日の夜に東京を発ち、谷川岳ロープウェイまで行く。夜中の3時くらいについて、朝まで仮眠。準備をし、朝7時15分出発。天候は悪くロープウェイは動いていない。 #一ノ倉沢出合~出発

一ノ倉出合いの小屋で様子を見るが、引き返してくる人ばかりで、天気の回復の傾向もない。温泉に入って帰るか、とも思ったけど、勿体無いので行ける所まで行くことに。

真っ白で、よく見えない中を進む。顔に雪が当たって痛いので、サングラスやゴーグルをつける。 #中間稜下部を登る

雪はあまり多くないので、多少の藪漕ぎ。吹き付ける風が冷たい。阿弥陀の南稜に引き続き、凍傷になるんじゃないかと思った。 #今晩はここで一泊

テントの張れる広い雪面に出たところで11時。天候が回復しないので、今晩はここでテントを張る。撤退するとき、テントを張るお決まりの場所。みんなで整地。

なかなかいい感じにテントを張れた。 #2日目、出発

朝の3時過ぎに起きて、準備をし、5時半に出発。少しずつ明るくなってくる中を登っていく。

ここからが本番で、斜面は段々急になってくる。

ここで滑ると、テント場を通り過ぎて、その遥か下まで落ちてしまうので、慎重に。

時には立ち木を掴みながら、時にはピッケルに頼りながら登る。 #小ピーク到着

6時40分、小ピーク到着。雪の状態が良くないということで、ここで撤退を決める。 #ナイフリッジで遊ぶ

小ピークの先のコルに綺麗なナイフリッジがあったし、時間も十分にあったので、少し遊ぶことに。

空身で下りてみる。

この先を行く場合は、ここから登るので、そのルート上の状況の確認。 #撤退開始

小ピークの上に一本生えた木にザイルを引っ掛け、ここから懸垂。

記念に1枚。

3回目の懸垂で、テント場の上まで。そこからは各自。 #休憩

空っぽになったテント場で休憩。中央稜に向けて登っている3人組のパーティが見えた。

振り返ってみると、今日はすぐそこまでしか行けなかった。

木々の間を通り抜け、下りる。

途中から、面白そうな雪面があったので、シリセードで下りる。 #一ノ倉沢出合い

一ノ倉沢の出合いに10時到着。

迎えに来てくれた会長たちと落ち合い、小屋前で少々休憩。谷川岳ロープウェイまで、もう一歩きして、湯檜曽で豚唐揚げ定食(?)を食べて東京に戻る。明るいうちに東京に着けたのは久しぶり。